徒労の情熱
徒労であろうと人生は努力するためにある
良寛の逸話…
何が嬉しいかといってお金を拾った時ほど幸福な事はないと、ある人が良寛に話した。ほう、そうかと、良寛は持っていた小銭を足元に落とし拾ってみた。しかし少しも嬉しくなかった。そこで幾度も試みたがやはり何とも感じない。そのうち投げた小銭が見当たらなくなってしまった。良寛は驚いて懸命に探したあげく、やっと見つけ出すことができた。その途端、彼は初めて「なるほど銭をひらうこととは、こんなに嬉しいものなのか」と気づいたというのである。
夢中で探し回ったその骨折りが彼を幸福にした。
努力とは幸福を求めるための努力ではなく、「努力そのものが幸福である」ということです。
素敵な言葉ですね!